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映画・ゲーム考察

ゲーム雑記 #2 -1/26 [2024]

LIFE IS STRANGE 2には大麻が登場し、まるまる1つのエピソードを使って農場における労働従事者たちを描いている。「どうやら大麻とダニエルの超能力に類似点を、クリエイターたちが見出しているかららしい」と気がついたのであとでメモを書く。

 


・・・

 


大麻に限らず、酒・タバコ・性的な快楽といった、ティーンたちが法定年齢になって接する諸物には、もちろん嗜好品としての性格があれど、自己破壊と結びつきやすい。そのような、力と自己破壊・堕落とのあわいの類似点が超能力とのあいだに見出されているのだ。

 


だから大麻をはじめとして、酒・タバコ・性がLIS2で登場するのは、単に「ティーンにとって刺激的だから」という演出でも、「社会問題を盛り込む」という安直な批評家受け狙いでもない。ちゃんとした比喩的(象徴的?)意味合い、物語的な意味があるのだ。

 


もちろん、大麻もそうだけど、「正しいのか、間違ってるのか、考え、議論して決断しなさい(共同体のみんなで)」というのは超能力も同じ。大人は眉をしかめるけど、それがダメな合理的根拠は何なの?(規制すべき?禁止?どんな生産〜販売システムなの?って)

 


そして本当にダメな、麻薬やドラッグは登場しない。あくまで「賛否両論」「議論がわかれる」から登場する。そこで自分なりの(できれば理性的な・合理的な)根拠から賛成・反対を述べるのが大人でしょ、大人になることでしょ、って

 


そこでアメリカ社会をわかっている(?)(そして自分たちも宗教戦争の歴史を経験した)フランスのDON'T NODさんなので、人々の判断の根拠になる信仰、つまり宗教的要素のことも忘れていない

 


といったところ

 

 

 

 


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